男道 〜黒石高大が男を見る映画と本〜

コラム 11月 29, 2016 No Comments

今回から始まった黒石高大による連載。
彼が男を感じる映画や本のレビューではあるんだけど、
どちらかと言えば、黒石高大に影響を与えた、黒石高大という人間形成のルーツが見れる連載だと思います。
第一回は語るべきことが多すぎるだろう感がにじみ出ている『BROTHER』。

 

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第一回となる今回、紹介するのは北野監督の作品『BROTHER』。

 

これはオレが1番好きな作品で

 

オレの人生を作ったと言ってもいいぐらいな作品。

 

 

15才の時、この作品に出会って

 

ヤクザ映画にはまって

 

当日TSUTAYAにあった不良系ヤクザ映画全部借りて毎日観て

 

いつしか大好きな映画の中に入ろう

 

なんてオレの人生をスタートするきっかけになった作品。

 

この作品は絶対に観てほしい。

 

 

『BROTHER』2001年公開 北野武監督作品
日本にいられなくなり、渡米したヤクザ・山本とその一味による勢力拡大、マフィアとの抗争、そして敗北していく様を描いたバイオレンス映画。

 

 

これを観た当時、オレはギャングな生き方をしていた。

 

オレの周りにはいろんな人種が集まっていたから

 

日本の極道、海外のマフィアが登場する内容は

 

自分の生活にリンクしていたんだと思う。

 

 

 

それはそれとして、この映画は何と言っても画がカッコイイ。

 

どのシーンを切り取っても

 

カッコイイの一言だった。

 

そして漢気あふれるセリフ。

 

映画って1回観ただけじゃわからない。

 

全てを理解したくて

 

当時友達と1日に何回も何回も観て…

 

いやっ、本当に毎日ひまでさぁ(笑)。

 

セリフの意味、カッコよかった所。

 

もーセリフ一語一句覚えるまで観たよ。

 

 

 

特に有名なシーンが加藤(寺島進)が白瀬(加藤雅也)に山本(ビートたけし)と手を組むように掛け合うシーン。

 

みんなかっこよすぎ。

 

話が上手くまとまらなくて

 

「なんだとコノヤロー、こんな組よぉいつでも潰してやるよ」

 

って言って一度は帰るんだけど

 

その後加藤は白瀬の所に1人で戻って行って

 

「オレもよぉ兄貴には命かけてるし」

 

「ヤクザ映画みたいな事言いやがって、この野郎。そーかよ証拠みせてもらおうか」

 

と言われ、拳銃を渡される。

 

加藤は

 

「頼むぜ、オジキ」

 

その言葉を最後に自分の頭を撃ち抜く。

 

 

 

惚れた男の為に

 

組織の為に

 

自分を犠牲にするその行為

 

おどし役なだめ役  掛け合いの基本を1人でやって

 

ダメなら終わり、ダメなら喧嘩じゃなく

 

自分をかけて最後まで1人で。

 

その男の散り方にしびれた。

 

男はこーでなきゃ。

 

 

 

当時、街でもこの寺島さんの役をイメージしてた。

 

セリフをちょいとアレンジしてさぁ

 

「なんだこのやろー

 

だったら喧嘩かこら

 

いつでもやってやんぞこら」

 

「なんだこのやろー

 

1番つえーやつ出てこいコノヤロー

 

タイマンはれこのやろー」

 

まぁよく使った(笑)

 

 

 

ただ現実はツッパんのもカッコつけんのも男張るのも大変ね。

 

たくさん痛い思いとカッコ悪い思いをさせていただきました(笑)

 

「映画みたいにいかないなぁ」なんてね(笑)

 

 

 

あと、細かいところなんだけどさぁ。

 

山本(ビートたけし)が日本にいられなくなってアメリカに渡る時、

 

お金とパスポートを兄弟分の舎弟に渡されるんだけど

 

きったないバッグにお金入れて

 

それを受け取ったとき

 

「きたねぇカバンだな」

 

「スミマセン。金揃えるのに目一杯で気の利いた物用意出来なくて」

 

っていうやり取りがあってその後の暗証番号を聞くシーン。

 

「暗証番号、兄貴の誕生日です。忘れないでくれよって言ってました」

 

っていうセリフがなんか好き。

 

そーゆーの好き。

 

 

 

会えなくてもさぁ

 

心の中ではいつも兄弟。

 

好きだなぁ、そーゆー粋なはからい考え方が男らしくてカッコイイじゃん。

 

その後山本がアメリカでドンドン成長して儲けても

 

その汚いバックずっととってるんだよ。

 

多分色んな思いがあって捨てられないんでしょ。

 

 

 

オレもさぁ

 

もー2度と会えない方に頂いた物ちょー使ったからきったなくて

 

もー使ってないけど捨てられないんだよね。

 

それをたまに見てさぁ色々考えるのよ。

 

あるでしょ、みんなも。

 

 

 

話それた。

 

そう、そのバッグが最後にまた出てくるんだけどそこがまた好き。

 

まぁそれは観て下さい。

 

素敵なんだ。

 

物語から絵からサウンドトラックまで。

 

あのピアノの寂しげな感じ。

 

そして主題歌はジブラさんの『ネバーイナフ』。

 

オレのアウトサイダーの入場曲てデビューから引退までずーっと使い続けた曲。

 

あの曲もまぁ思い出がいっぱい。

 

この曲に関してのストーリーもまぁ長くなりそうだからまたそれはまたね。

 

 

 

今回は『BROTHER』の紹介。

 

たぶん1回目より2回目。2回目より3回目の方がよく理解出来てドンドンのめり込む。

 

映画って

 

そーゆーもんじゃん。

 

『BROTHER』。

 

今のオレを作るきっかけになった作品です。

 

 

 

そして

 

人それぞれ男気を感じる場面は違うと思いますが

 

どこかにあるよ、あなたの感じる男気が。

 

映画っていいもんだぜ。

 

では今回はこの辺で。

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漢で生きて 漢で死にたい。

 

漢だからさぁ

 

粋でカッコよく生きたいじゃん。

 

いろんな所にヒントは転がってるよ。

 

それをスポンジみたいに吸収して

 

粋な漢になりましょ、一緒に。

 

そんだけ。

 

 

以上

 

濱の狂犬でした。

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SOUL Japan editorial dept

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